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エレファントピア

エレファントピア

惑星ソラリス(タルコフスキー)

惑星ソラリス/Solaris/

アンドレイ・タルコフスキー監督(1972年)

詳細→http://www.imageforum.co.jp/tarkovsky/wksslr.html

判定:☆☆☆


3ツ星ですが、じゃあ意味わかってんのと言われてもよく分かってないかも。。

タルコフスキーの映画を観るのは3作目です。
いつも激烈な睡魔との闘いになります。
好きなんですけど、その闘いも含めて。

同作はポーランドのSF作家スタニスラフ・レムのベストセラー長篇「ソラリスの陽のもとに」の映画化。
「惑星~」と銘打っていて、もちろんSFに分類されるんだろうけれど、SF映画というよりは哲学かも。Humanityというか。

未知なる惑星ソラリスの海から生まれた愛の記憶の具現化たち。
でもただの「再生」ではなくて、自我を持ち考え始めるのがいいです。
私はこれを見ている間に、この自我を持っていって本当の人間みたいになったモノたち=客(Guest)と、主人公の蜜月が終わって、現実と同じ結末をたどるのじゃないかと思っていたのですが、そこまでイタクありませんでした~。
Guestたちはもっと愛に満ち溢れていたのね~~。



科学=現実に固執し、非現実=愛を恐れる他の乗組員たちと、
愛=非現実?に取り込まれていく主人公の対比も面白かったです。

でも恐れるのも、取り込まれるのも違うだろとか思っちゃいました~
こういう「救い」とか「赦し」を求める型の愛っていうのはどうなんだろうなあ。やっぱりキリスト教的なのだろうか?


さらに結末を見て突拍子もなく「エヴァンゲリオン」を思い出しました~
(さすがに全然ちがかろう。。)

愛に満たされた海の中で、現実じゃないけど、「幸せ」を手にした主人公のあたりとか。。


なんか観たばっかりで消化しきれていません。
また何か思い出したら書きませう。




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